ガッツ石松のひとり言

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嵐の中でも時間はたつ。
  とき
  
どうにもならない時には、どうあがいてみても
どうにもなるものではない。
そんな時はじっと力を蓄えて待つ以外にない。
時が解決の女神になるよ。
耐えるたびに、少しずつ人生がみえてくるのだ。

 君の悲哀がいかに大きかろうと、世間の同情を
乞うてはいけない。同情の中には軽蔑の意が
含まれているからだ。

孤独とは、危機と不安とを原動力とすべし。
絶望を通らぬような希望は、信じることはできない。
絶望があるから、生きがいが生ずるのだ。
もしわれわれに挫折や絶望がなかったら、
生きるエネルギーは沸いてこないだろう。

幸福とは生命のきんちょう感のうちにある。
人生にとって、健康は目的ではないが、最初の条件である。
金はなくとも成功できるが、健康なしでは成功はおぼつかない。

人間と動物の違いは何か?
それは心だ。そして心は、言葉と文字とで表現される。
さあ、知恵をだそう。努力しよう。
人間は過ちを犯し、後悔し、自分をきりきざむからこそ,
実は人間的なのである。


闘いとは運命との格闘である。人生が闘いの連続であるならば
   
  快闘しよう。
友なる者はその友を徳とするなり


今若者に流行の「OK牧場」誕生秘話
 OK牧場 !! って何だ !? とギモンに思っておられるガッツファンの方も
  多いようなので、誕生秘話といこうか。

 だれにでもヒーローは心中にあり、いるだろう。
子供の頃、俺のヒーローはアメリカの人気西部劇「ララミー牧場」の
主人公ジェスであった。そしてこのジェスに扮するロバート・フラーと
俺はいつの日か握手するのが夢であった。
 その俺が、平成2年、「本物が作る、本格的ボクシング映画」と称して、
映画「カンバック」を作ったんだ。

原作・安部譲二、シナリオ原案・倉本聡、音楽・久石譲…超一流スタッフ
である。そして制作総指揮・監督・主演はガッツ石松。出演者も豪華オール
キャスト。栗原小巻、若山富三郎、菅原文太、宍戸錠、渡瀬恒彦、竜雷太…
 個人で作った映画としては、空前絶後、前代未聞の豪華さと自負して
いたが、何か一つ物足りない思いがあった。
 海外ロケも敢行するのに、大物ハリウッドスターがいない!
ガッツ石松が一世一代の映画を作るんだ、是が非でも世界規模の映画で
なければならない。
 ロバート・デ・ニーロ、マーロン・ブランド、アル・パチーノ…等々
の名前がスタッフから挙がっていたが、俺は迷わずロバート・フラー!と
叫んでいた。あの憧れのヒーロー、ララミー牧場の主役、ロバート・フラー
しかいないのだ。
  夢が叶った !! 出演を承諾してくれた。
 水戸の大洗ロケ現場でクライマックスシーンを撮影していた。
監督ガッツ石松としてロバート・フラーの最高の演技を引き出した瞬間、
役者・スタッフに「OK !! 」とカットを告げる場面であったが、
 目の前にいたのはララミー牧場のジェスだった。
         OK !! とララミー牧場の牧場で 俺は思わず
 「OK牧場 !! 」と叫んでしまったのだ。
 それ以来である。何かいいことがあると俺は「OK牧場 !! 」と言うように
なった次第である。
 西部映画の名作に「OK牧場の決闘」があり、往年の映画ファンの中には、
その関連の言葉だと思う人もいるかもしれない。
    この「OK牧場 !! 」は俺の特別な思いが込められた言葉なんだ。

                          OK牧場 !! by GUTS.


人は出会いから始まり、知人となり、友人となる。
      そして親友(心友)となる


                                    by GUTS.